今回の展示のタイトルは「フロント・プロジェクション」。
「手前からの映像の投影」という意味で、またキューブリックが「2001年宇宙の旅」の猿のシーンや月面のシーンで多用した特殊効果の名称でもある。
GALLERY9.5はホテル1階のフロントの正面にあって、ダジャレですね。
「映画の発見」はバー(ラウンジ)に展示。ここにはDJブースもあって、よく音楽イベントが開かれているよう。ならば、こちらもレコードを回して(動く映像を投影して)みようと。
「猫と鼠のための習作」はダイニングの入口付近の空間に設置。この作品は、昔テレビでよく再放送をしていた「トムとジェリー」を題材にしていて、「豊かなアメリカ」を象徴するような食卓が登場する。それで、食事をとるスペース近くに置いてみた。
ホテルアンテルームさんでは、この作品をテーマにした朝食メニューを特別メニューにしてくださって感激した。
ローストチキンやチーズ、リンゴなどを素材としたサンドイッチで、食べられない作品よりも(はっきり言って)良かった。