Realistic Virtuality: Ryusuke Ito

現実的な仮想性: 伊藤隆介/制作の周辺

備忘録:16mm映写機用替電球(ランプ)

16-CL

多く普及している16mm映画用映写機エルモ16-CLの替電球(ハロゲンランプ)について。

 ELC 24V 250W
 規格名(ANSI Code):ELC ※1
 定格電圧:24V
 消費電力:250W
 口金形状(Cap-Base):GX5.3
 ワーキング距離WD(mm):31.7
 色温度:3400K


現在、エルモのアフターケアは終わっており、小売りで入手しやすいものは以下の通り。ほかにもUshio、GEなどで生産している。(海外サイトでの価格は、$7程度。)

・PHILIPS フィリップス:13631 250W GX5.3 24V 1CT(ELC/FA) 
 明るさ:1500 Lm
 定格寿命:50時間
 特徴:Faceted Reflector(切り子形状の反射板 ※2)
 ヨドバシカメラ ¥4,140

・PHILIPS フィリップス:13163 ELC/5H 250W GX5.3 24V 1CT
 明るさ:850 Lm ※3
 定格寿命:500時間
 amazon ¥6,391

・PHILIPS フィリップス:13163 ELC/10H 250W GX5.3 24V 1CT
 明るさ:850 Lm ※3
 定格寿命:1000時間
 オール・ライト(楽天) ¥5,600

※1
ビデオプロジェクタの仕様で明るさを表す単位としても使われるANSIルーメンの「ANSI」とは、American National Standards Institute
米国規格協会の規格のこと

※2
切り子形状のリフレクター(faceted reflector/multifaceted reflector 略称MR)と、5Hなどのフラットな反射板(smooth reflector)の違い:
 →前者の用途:映画用映写機や現像等
 →後者の用途:DJ用ライト等

※3
フィリップスの製品サイトには記述なし。が、同名の13163(5H、10Hではないもの/医療用)には850 Lm(定格寿命35時間)の記述がある。

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中子真治さんの「SFX-Wizards Scrap-book」

中子真治さんの「SFX-Wizards Scrap-book」(月刊スターログ)について、掲載誌を思い出すのが大変なのでリストを作りました。お使いください。

SFX-wizards掲載リスト


↓おおむね、こういう感じの連載です。(サンプルは、人形アニメータ―・ディヴィッド・アレンの記事)興味のある方は、上記リストを参考にバックナンバーを探すと良いでしょう。

SFX-wizards01

また、この連載の内容の多くは、中子さんの名著「SFX映画の世界―SFX cinematic illusion」(講談社/1983)、「SFX映画の時代」(講談社/1984)、「SFX映画の世代」(講談社/1985)に多数掲載されています。(後に、講談社X文庫に「SFX映画の世界 完全版」として収録。)

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その後のムービースコープ(3)

MoviScop from Brian Staszel on Vimeo.


ムービースコープ情報を検索していて、ピッツバーグ(またしても!)のBrian Staszelという人のアップした動画にたどり着いた。アナログのフィルム編集についてのノスタルジーを語った映像だ。

普段、何も考えずにフツーにやっている作業だが、こうやって客観的に見るとずいぶん原始的なことをやってるなぁ…と驚いた。フィルムをビュワーに通したり、リワインドを回したり、フィルムを刃で切ったりテープで繋いだり。
Final Cutなどと比べると、映画の編集というのは身体を使うのだなぁ。というか、各カットを繋ぐということ自体に物理的な(つまりやり直しがきかない)プロセスがあり、その結果、それぞれが儀式的でもある。無意味から新たな意味を創り出すモンタージュなどは、呪術的ですらある。

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その後のムービースコープ(2)

moviscopbulb01

検索していて面白かったのが、ボストン・コネクションという会社の商品サイトだ。「Moviscop Lamp」という文字にカーソルを合わせると、
「ムービースコープオーナーに警告!品切れ電球の残存品をバカバカしい値段で購入する代わりに、現用電球を使用できるように、弊社が改造、チューンナップを引き受けます!」
というメッセージが出ることだった。

アメリカでは必ずと言っていいほど、こういう問題に対処する人が出てくる。結果的に、古いテクノロジーも長生きできることになる。
サードパーティーと言えば今風だが、要するにユーザーも保証書とは関係なく、自由に、独自で、解決策を選択する。メーカーの作る製品は「素材」にしか過ぎないと感じることすらある。
反面、「画一化されたシステム」に違和感を持つ社会風土の延長線上に、国民健康保険や銃規制への戸惑いもある。要するに国民性だ。

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その後のムービースコープ(1)

moviscopbulb02

moviscopbulb03

前にも書いた通り、フィルムで映画を作るのは、年々困難になっているとは思う。
コダック社の倒産とかフィルムの供給とか、そういう産業レベルの話ではなくて、編集するたびに機材修理している気がする。

新作の編集でも、ムービースコープ(ビュワー)の電球が点灯せず、インターネットで検索したら電球(日本のUSHIO社のSM-8203)が生産終了していると判った。どうにかデッドストックの電球をベルギーの業者に数個まとめてオーダー(送料の方が高い)し、やれやれと機材を片付けようとしたらピカッ!と点灯した。スイッチの故障か、結線のトラブルだったようだ。
やれやれ…。
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Instruction for DeVRY Portable Projector

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Click to view larger image.

旧式の映写機の説明書(ケース裏に貼付けられていて変色していた)をクリーンナップしたので公開します。お役立てください。
※クリックすると拡大画像が見られます。
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輸入フィルム等内容説明書

zeikan01

海外にフィルム作品を貸していて、返却されてくる時には日本の税関を通る。そういう時に、FEDEXとかから「輸入フィルム等内容説明書」という通関用の書類を提出するよう連絡がくる。
そもそも俺のフィルムで輸入じゃないんだけど…と、いつもヘンな気がするのだが、とっとと書いて返してもらおう。

「内容」とか「撮影場所」を書けともあるのだが、「実験映画」と書いたら、ますます税関の人には意味不明な気もするのだが…。


※クリックすると書類を拡大して見られます。
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16mmフィルム巻取り早見表

新入生向けの集中講義の最中。
16mmフィルムでシネカリィ、レイヨグラム、ボレックスで撮影実習。
フィルムを使う授業は、準備が大変。自分のことは全くできない。

こういう表を作った。暗室で16mmフィルムをデーライトスプールに巻き取る時の早見表。デニス・カズン(光学技術者。シャーロン・カズンの元夫)のように数式では割り出せないので、実測。
よかったらお使いください。

rewind01


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備忘録(16mm)

かつてのようにコンスタントに映画を作っていない(年に1〜2本くらい)ので、油断するといろいろなことを忘れてしまう。
というわけで、早見表を作ってみた。

16mm早見表

フィルムは物質化された時間だから、こういう身体感覚が失われると、取り戻すのに時間がかかる。

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伊藤隆介
映像作家/美術作家
ときどき評論執筆

Ryusuke Ito
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